指導ガイド
計算前に答えのおよその範囲を選ぶ
計算結果の大きさと小数点を確認する
この活動の学習内容は「計算結果の大きさと小数点を確認する」です。「計算前に答えのおよその範囲を選ぶ」方法で練習します。計算する前に演算記号を確かめ、式の結果がどの範囲に入るか考えます。
まず確認すること
- 小数第1位から第3位までの位の大きさを理解している
- 同じ位の数字を見分け、整数の基本的な計算ができる
指導の進め方
- 計算する前に演算記号を確かめ、式の結果がどの範囲に入るか考えます。
- 選択肢に示された範囲の基準を確かめます。たとえば1~10未満は、1以上10未満を表します。
- 正確な値を求める前に、数の大きさや計算の性質を使って、結果が入る範囲を判断します。
- 2つの選択肢を両方確かめます。範囲を判断した根拠を先に話してから、あてはまる選択肢を選びます。
例題と解き方
2.4 × 0.7の計算結果が入る範囲を選びましょう。① 0~1未満 ② 1~10未満
- 0.7は0.5より大きく、1より小さいです。
- 2.4×0.5=1.2、2.4×1=2.4なので、2.4×0.7の値は1.2より大きく、2.4より小さいです。
- したがって、結果が入る範囲は② 1~10未満です。
- 1~10未満は1以上10未満を表すので、1.2より大きく2.4より小さい値はこの範囲に入ります。
- 計算結果1.68が、選んだ範囲1~10未満に入るか確かめます。
- もとの式の値は1.68なので、② 1~10未満です。
例題の答えを見る
② 1~10未満よくある間違いと教え方
前の問題の計算方法を次の問題にもそのまま使う
それぞれの式の演算記号を指で押さえ、計算方法を一文で言ってから解きます。
答えだけを見て、解き方の理由を省く
2つの選択肢を両方確かめます。範囲を判断した根拠を先に話してから、あてはまる選択肢を選びます。
理解度を確かめる質問
- この問題の2.4×0.7で、それぞれの数字が表す単位を言ってみようか?
- 選んだ範囲が正しいか、実際に計算した値で確かめられるかな?
- 「計算前に答えのおよその範囲を選ぶ」では、まず確かめるのは計算記号かな、それとも位の単位かな?理由も話してみよう。
プリントの活用と丸つけ後の指導
2.2÷5.5は1より小さくなりそうか、答えを出す前に数の大きさから考えてみましょう。
次の練習
- 代表問題2.4×0.7を答えを隠してもう一度解き、同じ条件の新しい問題2問に取り組みます。
- 「計算前に答えのおよその範囲を選ぶ」で説明につまずいた段階だけをもう一度練習します。数字を読むのが難しければ位取り表、計算が難しければ整数の計算で原因を見分けます。