指導ガイド
位がずれた式を直す
商の小数点の位置を決める
この活動の学習内容は「商の小数点の位置を決める」です。「位がずれた式を直す」方法で練習します。割る数が整数になるように、2つの数に同じ10の倍数を掛けます。割る数がすでに整数のときは、商の小数点を割られる数の小数点の真上に打ちます。
まず確認すること
- 小数第1位・第2位・第3位の単位を知っている
- 同じ位の数字を区別し、整数の基本的な計算ができる
指導の進め方
- 割る数が整数になるように、2つの数に同じ10の倍数を掛けます。割る数がすでに整数なら、小数点をそのままにして割ります。
- まちがった答えをすぐに消さず、最初にちがいが出た段階に印を付けます。右側の空らんには、その段階から正しい計算を書き、もとの式で確かめます。
例題と解き方
まちがった計算:0.9 ÷ 5 = 1.8。まちがいを見つけて、正しい値を書きましょう。
- 割る数の5はすでに整数です。0.9÷5を計算すると0.18になります。
- 0.9÷5=0.18なので、もとの式の商も0.18です。
- 掛け算で確かめると、0.18×5=0.9です。
- 答えは0.18です。0.18×5=0.9となることも確かめましょう。
- まちがい直しの練習では、示されたまちがった計算と上の正しい計算を、1行ずつ比べます。値が最初にちがう行に印を付け、その後を書き直します。
- 正しい商は0.18です。0.18×5=0.9となることを確かめます。
例題の答えを見る
0.18よくある間違いと教え方
割る数だけを10倍したり、商の0を省いたりする
2つの数を同じ倍にしたか確認します。ある位で割る数が一度も入らないときは、商のその位に0を書きます。
答えだけを見て、計算の理由を省いてしまう
まちがった答えをすぐに消さず、最初にちがいが出た段階に印を付けます。右側の空らんには、その段階から正しい計算を書き、もとの式で確かめます。
理解度を確かめる質問
- この問題の0.9÷5で、それぞれの数が表す単位を言ってみようか。
- 0.5÷2=0.025で合っているかな?0.5を2で割ると、いくつになる?
- 0.5÷2の答えが0.025になっているけれど、商の小数点はどこに置くかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
最初は3~5問を一緒に読み、残りは子どもが解きます。位がずれた式を直す問題でまちがえたときは、商の小数点の位置を決める単位をもう一度説明してから、数を変えた問題を1問だけ確かめます。速さよりも、同じまちがいを繰り返していないかを見てください。
次の練習
- 代表例題0.9÷5を答えを隠してもう一度解き、同じ条件の新しい問題2問に取り組みます。
- 「位がずれた式を直す」で説明に困った段階だけをもう一度練習します。数字が読みにくければ位取り表、計算が難しければ整数の計算を使って、原因を見分けます。