指導ガイド
小数点を移す手順のまちがいを直す
小数のわり算を同じ単位で表す
この活動の学習内容は「小数のわり算を同じ単位で表す」です。「小数点を移す手順のまちがいを直す」方法で練習します。割る数が整数になるように、2つの数にどちらも10を掛けます。2つの数を同じ倍にすると商は変わらないという性質を使って、まちがった式を直します。
まず確認すること
- 小数第1位・第2位・第3位の単位を知っている
- 同じ位の数字を区別し、整数の基本的な計算ができる
指導の進め方
- 示された式で、どちらの数だけを10倍したか確かめます。割られる数と割る数をどちらも10倍し、割る数が整数になるように直します。
- まちがった答えをすぐに消さず、最初にちがいが出た段階に印を付けます。右側の空らんには、その段階から正しい計算を書き、もとの式で確かめます。
例題と解き方
まちがった式:2.4 ÷ 0.6 = 24 ÷ 0.6。正しく直して書きましょう。
- 割る数0.6を整数にするため、2つの数にどちらも10を掛けると24÷6です。
- 24÷6=4なので、もとの式の商も4です。
- 掛け算で確かめると、4×0.6=2.4です。
- もとの式の値は4です。
- 示された式では2.4だけを10倍し、0.6はそのままにしているのがまちがいです。割る数も10倍する必要があります。
- 2つの数をどちらも10倍して、24 ÷ 6 = 4と正しく直します。
例題の答えを見る
2.4 ÷ 0.6 = 24 ÷ 6 = 4よくある間違いと教え方
2つの数のうち片方だけを変えたり、異なる倍にしたりする
小数点を移すことは、数を10倍または100倍することだと確かめます。割られる数と割る数をどちらも同じ倍にすると、商が等しくなります。
答えだけを見て、計算の理由を省いてしまう
まちがった答えをすぐに消さず、最初にちがいが出た段階に印を付けます。右側の空らんには、その段階から正しい計算を書き、もとの式で確かめます。
理解度を確かめる質問
- この問題の2.4÷0.6で、それぞれの数が表す単位を言ってみようか。
- 3.2を32にするため10倍したなら、0.8はどう直せば商が変わらないかな?
- まちがった式ではどちらの数だけを10倍していて、商を同じにするにはもう一方の数をどう変えればいいかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
最初は3~5問を一緒に読み、残りは子どもが解きます。まちがえた問題は2つの数をどちらも同じ倍にしたか確かめ、まちがったところをもう一度説明してから、数を変えた問題を1問だけ確かめます。速さよりも、同じまちがいを繰り返していないかを見てください。
次の練習
- 代表例題のまちがった式「2.4÷0.6=24÷0.6」を答えを隠してもう一度直し、同じ条件の新しい問題2問に取り組みます。
- 「小数点を移す手順のまちがいを直す」で説明に困った段階だけをもう一度練習します。数字が読みにくければ位取り表、計算が難しければ整数の計算を使って、原因を見分けます。