指導ガイド
位がずれた式を直す
積に0を補って小数点の位置を表す
この活動の学習内容は「積に0を補って小数点の位置を表す」です。「位がずれた式を直す」方法で練習します。まず整数の積を計算し、2つの数の小数点以下の桁数の合計分だけ、積の小数部分の桁を確保します。桁が足りないときは、左側に0を補います。
まず確認すること
- 小数第1位・第2位・第3位の単位を知っている
- 同じ位の数字を区別し、整数の基本的な計算ができる
指導の進め方
- まず整数の積を計算し、2つの数の小数点以下の桁数の合計分だけ、積の小数部分の桁を確保します。桁が足りないときは、左側に0を補います。
- まちがった答えをすぐに消さず、最初にちがいが出た段階に印を付けます。右側の空らんには、その段階から正しい計算を書き、もとの式で確かめます。
例題と解き方
まちがった計算:0.2 × 0.03 = 0.06。まちがいを見つけて、正しい値を書きましょう。
- 0.2は2÷10、0.03は3÷100と表せます。
- 整数の積2×3=6を求めます。
- これを1000で割ると0.006です。積を小数点以下3桁で表し、必要な0を補います。
- 答えは0.006です。小数点以下3桁で表します。
- まちがい直しの練習では、示されたまちがった計算と上の正しい計算を、1行ずつ比べます。値が最初にちがう行に印を付け、その後を書き直します。
- 正しい値は0.006です。もとの式に当てはめて確かめます。
例題の答えを見る
0.006よくある間違いと教え方
2つの数の小数点の位置をそろえて掛けたり、積の小数点の位置を1桁まちがえたりする
たし算と掛け算の方法を区別します。0.6×0.5は6×5を100で割った値です。
答えだけを見て、計算の理由を省いてしまう
まちがった答えをすぐに消さず、最初にちがいが出た段階に印を付けます。右側の空らんには、その段階から正しい計算を書き、もとの式で確かめます。
理解度を確かめる質問
- この問題の0.2×0.03で、それぞれの数が表す単位を言ってみようか。
- 0.4×0.01=0.04のどこを直せば、正しい積になるかな?
- 0.4×0.01の正しい積は、0.04とどこが違うかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
最初は3~5問を一緒に読み、残りは子どもが解きます。位がずれた式を直す問題でまちがえたときは、積に0を補って小数点の位置を表す単位をもう一度説明してから、数を変えた問題を1問だけ確かめます。速さよりも、同じまちがいを繰り返していないかを見てください。
次の練習
- 代表例題0.2×0.03を答えを隠してもう一度解き、同じ条件の新しい問題2問に取り組みます。
- 「位がずれた式を直す」で説明に困った段階だけをもう一度練習します。数字が読みにくければ位取り表、計算が難しければ整数の計算を使って、原因を見分けます。