指導ガイド
まちがった計算の手順を直す
小数第1位×小数第2位
この活動で学ぶ内容は「小数第1位×小数第2位」です。「まちがった計算の手順を直す」方法で練習します。まず整数の積を計算し、2つの数の小数点以下の桁数の合計に合わせて、積の小数部分の桁数を確保します。桁数が足りないときは、左に0を補います。
まず確認すること
- 小数第1位・第2位・第3位の単位を知っていること
- 同じ位の数字を区別し、整数の基本的な計算ができること
指導の進め方
- まず整数の積を計算し、2つの数の小数点以下の桁数の合計に合わせて、積の小数部分の桁数を確保します。桁数が足りないときは、左に0を補います。
- まちがった答えをすぐに消さず、最初にまちがいが生じた段階に印を付けます。右側の空らんには、その段階から正しい計算を書き、もとの式で確かめます。
例題と解き方
まちがった計算:1.2 × 0.03 = 0.36。まちがいを見つけて、正しい値を書きましょう。
- 1.2は12÷10、0.03は3÷100と表せます。
- 整数の積12×3=36を求めます。
- これを1000で割ると0.036です。積を小数点以下3桁で表し、必要な0を補います。
- 正しい答えは0.036です。小数点以下3桁になることを確かめましょう。
- まちがいを直す練習では、示されたまちがった計算と上の正しい計算を1行ずつ比べます。値が最初に異なる行に印を付け、その後をもう一度書きます。
- 正しい値は0.036です。もとの式に当てはめて確かめます。
例題の答えを見る
0.036よくある間違いと教え方
2つの数の小数点の位置をそろえて掛けたり、積の小数点の位置を1桁まちがえたりする
たし算と掛け算の方法を区別します。0.6×0.5は6×5を100で割った値です。
答えだけを見て、計算の理由を省いてしまう
まちがった答えをすぐに消さず、最初にまちがいが生じた段階に印を付けます。右側の空らんには、その段階から正しい計算を書き、もとの式で確かめます。
理解度を確かめる質問
- この問題の1.2×0.03では、それぞれの数字がどんな単位を表しているか、言ってみようか。
- 0.4×0.99の答えは、小数点以下何桁になるかな?
- 0.4×0.99のまちがいは、計算のどの段階で起きているかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
初めは3~5問を一緒に読み、残りは子どもが解きます。「まちがった計算の手順を直す」でまちがえた問題は、小数第1位×小数第2位の単位をもう一度説明してから、数字を変えた問題を1問だけ解き直します。速さより、同じまちがいが繰り返されていないかを見てください。
次の練習
- 代表例の1.2×0.03を答えを隠してもう一度解き、同じ条件の新しい問題2問に取り組みます。
- 「まちがった計算の手順を直す」で説明につまった段階だけ、もう一度練習します。数字を読むのが難しければ位取り表を使い、計算が難しければ整数の計算に戻って、原因を見分けます。