指導ガイド
まちがった計算の手順を直す
小数のかけ算で積が整数になる場合
1.5×2では、小数点以下は合わせて1桁です。15×2=30を10で割ると3.0になり、末尾の0を省いて3と書けます。
まず確認すること
- 小数第1位・第2位・第3位の単位を知っていること
- 同じ位の数字を区別し、整数の基本的な計算ができること
指導の進め方
- 15×2=30を計算し、10で割って3.0にします。小数点以下の0は省けます。
- まちがった答えをすぐに消さず、最初にまちがいが生じた段階に印を付けます。右側の空らんには、その段階から正しい計算を書き、もとの式で確かめます。
例題と解き方
まちがった計算:1.5 × 2 = 30。まちがいを見つけて、正しい値を書きましょう。
- 1.5は15÷10、2は2÷1と表せます。
- 整数の積15×2=30を求めます。
- 30を10で割ると3.0です。
- 小数点以下の0は省けるので、1.5×2の答えは3です。
- 15×2=30までは正しいですが、1.5×2の積に小数点を付けていないところがまちがいです。
- まちがった答え30を3.0または3に直します。1.5を2回足すと3になるか確かめます。
例題の答えを見る
3よくある間違いと教え方
2つの数の小数点の位置をそろえて掛けたり、積の小数点の位置を1桁まちがえたりする
2.5×2は25×2=50。小数点以下1桁に合わせて5.0と書き、5と書いても同じです。
答えだけを見て、計算の理由を省いてしまう
まちがった答えをすぐに消さず、最初にまちがいが生じた段階に印を付けます。右側の空らんには、その段階から正しい計算を書き、もとの式で確かめます。
理解度を確かめる質問
- 15×2=30から始めたね。1.5は15を何で割った数かな?
- 1.5を2回足すといくつ?かけ算の答えと同じかな?
- 15×2=30から、1.5×2の答えにするには小数点をどうする?
プリントの活用と丸つけ後の指導
初めは3~5問を一緒に読み、残りは子どもが解きます。「まちがった答えを直す」でまちがえた問題は、積の小数点の位置と、小数部分の末尾の0を省略できる理由をもう一度説明してから、数字を変えた問題を1問だけ解き直します。速さより、同じまちがいが繰り返されていないかを見てください。
次の練習
- 代表例の1.5×2を答えを隠してもう一度解き、同じ条件の新しい問題2問に取り組みます。
- 「まちがった答えを直す」で説明につまった段階だけ、もう一度練習します。数字を読むのが難しければ位取り表を使い、計算が難しければ整数の計算に戻って、原因を見分けます。