指導ガイド
筆算の空らんをうめる
小数第1位までのひき算・くり下がりあり
この活動の学習内容は「小数第1位までのひき算・くり下がりあり」です。「筆算の空らんをうめる」方法で練習します。小数点をそろえてから、小数第1位から順にひきます。小数第1位でひけないときは、一の位から1をくり下げ、小数第1位の単位を10個分増やします。
まず確認すること
- 小数第1位の単位を知っていること
- 同じ位の数字を区別し、整数の基本的な計算ができること
指導の進め方
- 小数点と同じ位の数字が上下にそろっているか確かめます。小数第1位でひけないときは、一の位の数字を1減らし、小数第1位の単位の個数を10増やします。
- 空らんがどの位かを確かめ、くり下がりで変わった数を使って必要な数字を求めます。数字を入れて、筆算全体が合っているか確かめます。
例題と解き方
次の筆算の□にあてはまる数字を書きましょう。
4.2
− 1.7
─────
□.5
- 4.2と1.7の小数点はそろっていて、空らんは答えの一の位です。
- 小数第1位では2 − 7を計算できないので、一の位から1をくり下げます。4.2から1をくり下げると、一の位は3、小数第1位は12個分になります。
- 小数第1位は12 − 7 = 5です。一の位は、くり下げた後に残った3から1をひくので、3 − 1 = 2です。
- 答えは2.5なので、空らんには一の位の数字2を書きます。
- 完成した答え2.5を使って、2.5 + 1.7 = 4.2になるか確かめます。
例題の答えを見る
2よくある間違いと教え方
それぞれの位で大きい数字から小さい数字をひいたり、くり下げた位の数を減らさなかったりする
上の数から下の数をひくという向きを保ちます。一の位から1をくり下げると、一の位の数字は1小さくなり、小数第1位の単位の個数は10増えます。
答えだけを見て、計算の理由を飛ばす
空らんがどの位かを確かめ、くり下がりで変わった数を使って必要な数字を求めます。数字を入れて、筆算全体が合っているか確かめます。
理解度を確かめる質問
- この筆算でくり下がりをした後、一の位にはいくつ残って、空らんにはどの数字が入るかな?
- 一の位から1をくり下げると、小数第1位は0.1が12個分。そこから7個分を引くと、いくつ残るかな?
- 4.2から1をくり下げたら、一の位には3が残るね。空らんは3-1でいくつかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
最初は4.2−1.7の□を一緒に求め、答え2.5を使って検算しましょう。
次の練習
- 代表例題4.2 − 1.7の筆算で一の位の答えを隠してから、空らんをもう一度うめ、同じ条件の新しい問題2問に取り組みます。
- 「筆算の空らんをうめる」で説明に困った段階だけ、もう一度練習します。数字を読み取るのが難しければ位取り表を使い、計算が難しければ整数の計算を使って、原因を見分けます。