指導ガイド
まちがった計算の手順を直す
3つの分数のかけ算
3つの分数のかけ算を扱う指導資料です。分数のかけ算では、分子どうし、分母どうしをかけ、結果を約分します。かける前に約分すると、計算を簡単にできます。まちがいを見つける活動では、正解だけを教えず、初めて値が変わる行を子ども自身に見つけてもらいます。正しい部分は残し、その箇所から計算し直してもらいます。
まず確認すること
- 1つ分の全体と、同じ大きさに分けた部分を区別する
- 分母と分子が表す数を説明する
- 約数・倍数と約分、仮分数・帯分数の変換
指導の進め方
- 3つの分数の分子と分母を確認し、かける前に約分できるか調べます。
- まず、もとの計算を別にして答えの大きさを予想します。
- まちがった行を見つけ、なぜ値が変わったのか言葉で説明してもらいます。
- 代表例のまちがいの原因と直した結果を、子ども自身にもう一度説明してもらいます。
例題と解き方
まちがった計算 3/11 × 3/4 × 2/3 = 24/99を正しく直しましょう。
- 分子は3×3×2=18、分母は11×4×3=132です。
- 正しい積は18/132で、約分すると3/22です。
例題の答えを見る
3/22よくある間違いと教え方
分母どうしを足して積を計算する
分母どうしを足さず、分子どうし、分母どうしをかけることを示します。
まちがった答えだけを消して、理由を確認しない
計算のきまりをまちがえて使った最初の段階と、単純な計算まちがいを区別して示します。
理解度を確かめる質問
- かける前に約分できる分子と分母の組み合わせはどこかな?
- 1より小さい分数をかけると、もとの数と積の大きさはどう変わるかな?
- 1番は3/11×3/4×2/3=24/99になっているね。どの計算から違っているか、いっしょに見つけよう。
プリントの活用と丸つけ後の指導
最初は3~5問を一緒に見て、同じまちがいが繰り返されていないか確認します。まちがいを見つける活動では、正解だけを教えず、初めて値が変わる行を子ども自身に見つけてもらいます。正しい部分は残し、その箇所から計算し直してもらいます。かけ算や約分の理由を説明しにくいときは、計算量を増やさず、分数のかけ算のきまりと約分の練習に戻ります。
次の練習
- 先にかけてから約分する解き方と、先に約分する解き方を比べる
- 帯分数のかけ算で仮分数への変換を忘れていないか確認する