指導ガイド
まちがった計算の手順を直す
仮分数を含むかけ算
仮分数を含むかけ算を扱う指導資料です。分数のかけ算では、分子どうし、分母どうしをかけて、結果を約分します。かける前に約分すると、計算を簡単にできます。まちがいを見つける活動では、答えだけを教えず、最初に値が変わった行を子ども自身に指摘させます。正しい部分はそのままにして、その箇所から計算し直させます。
まず確認すること
- 1つの全体と、同じ大きさに分けた部分を区別すること
- 分母と分子が表す数を説明すること
- 約数・倍数と約分、仮分数・帯分数の変換
指導の進め方
- 記号と2つの数の形を確認し、分子どうし、分母どうしをかけてから、必要に応じて約分します。
- まず元の計算を別に行い、答えの大きさを予想します。
- まちがった行を見つけ、なぜ値が変わったのか言葉で説明させます。
- 例題のまちがいの原因と直した結果を、子ども自身にもう一度説明させます。
例題と解き方
まちがった計算:5/3 × 2/5 = 23/30。まちがいを直しましょう。
- かけ算では分子どうし、分母どうしをかけるので、23/30はまちがった結果です。
- 分子は5×2=10、分母は3×5=15なので、積は10/15です。
- 分子と分母を、公約数5で割ります。
- 10/15を約分すると、これ以上約分できない分数2/3になります。
- 5/3 × 2/5 = 10/15 = 2/3
- かける前に分子の5と分母の5を約分して計算しても、2/3になるか確かめます。
例題の答えを見る
2/3よくある間違いと教え方
分子どうし、分母どうしをかけるときに計算をまちがえる
分子どうし、分母どうしをかけてから、結果を約分するようにします。
まちがった答えだけを消して、理由を確かめない
計算の決まりをまちがえて使った最初の段階と、単純な計算まちがいを区別して示します。
理解度を確かめる質問
- かける前に約分できる分子と分母の組み合わせはどこかな?
- 1より小さい分数をかけると、もとの数と積の大きさはどう変わるかな?
- 分子は5×2、分母は3×5で合っているかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
最初は3~5問を一緒に見て、同じまちがいを繰り返していないか確かめます。まちがいを見つける活動では、答えだけを教えず、最初に値が変わった行を子ども自身に指摘させます。正しい部分はそのままにして、その箇所から計算し直させます。かけ算や約分の根拠を説明するのが難しければ、問題数を増やさず、分数のかけ算の決まりや約分の練習に戻ります。
次の練習
- 先にかけてから約分する解き方と、先に約分する解き方を比べる
- 帯分数のかけ算で、仮分数への変換を忘れていないか確かめる