指導ガイド
横式で計算する
整数×帯分数
整数×帯分数を扱う指導資料です。分数のかけ算では、分子どうし、分母どうしをかけ、答えを約分します。かける前に約分すると、計算を簡単にできます。帯分数は先に仮分数に直して計算します。自分で式を書く活動では、まず1問の解き方を言葉で説明してから、1人で解いてもらいます。速さより、計算の根拠を正確に説明できているかを先に確認します。
まず確認すること
- 1つ分全体と、同じ大きさに分けた部分を区別する
- 分母と分子が表す数を説明する
- 約数・倍数と約分、仮分数・帯分数の変換
指導の進め方
- 記号と2つの数の形を確認し、帯分数を仮分数に直してから、整数と仮分数の分子をかけ、分母はそのままにします。
- 最初の問題では、考えた順序を話してもらいます。
- 次の問題は1人で解き、答えを別の表し方や逆算で確かめます。
- 代表的な例題では、帯分数を仮分数に直した根拠と、分母をそのままにする理由を説明してもらいます。
例題と解き方
3 × 1 1/2
- 帯分数1 1/2を(1 × 2 + 1)/2 = 3/2に直します。
- 3 × 3/2 = 9/2と計算します。
- 9と2の公約数は1だけなので、これ以上約分できません。
- 3 × 1 1/2 = 9/2
例題の答えを見る
9/2よくある間違いと教え方
帯分数の整数部分だけに整数をかけ、分数部分はそのままにする
帯分数を仮分数に直してから、整数と仮分数の分子をかけ、分母はそのままにします。
答えが合っていれば、理解できたと判断する
どのきまりを使ったのか1行で説明してもらい、同じ形の問題をもう1問解いて確認します。
理解度を確かめる質問
- 整数の数だけ分数のかけらを集めると、どの数が増えて、どの数はそのままかな?
- 帯分数を仮分数に直したとき、分子はどうやって求めたのかな?
- 例題「3 × 1 1/2」の答えを、別の表し方や逆算で確かめるには、どんな計算をすればいいかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
最初は3~5問を一緒に見て、同じまちがいが繰り返されるか確認します。自分で式を書く活動では、まず1問の解き方を言葉で説明してから、1人で解いてもらいます。速さより、計算の根拠を正確に説明できているかを先に確認します。計算過程を説明するのが難しい場合は、計算量を増やさず、その概念の図や変換の練習に戻ります。
次の練習
- 同じ分数に異なる整数をかけて、分子の変化を比べる
- 仮分数・帯分数の答えを、同じ量を表す図で確かめる