指導ガイド
横式で計算する
整数×真分数
整数×真分数を扱う指導資料です。分数のかけ算では、分子どうし、分母どうしをかけ、答えを約分します。かける前に約分すると、計算を簡単にできます。自分で式を書く活動では、まず1問の解き方を言葉で説明してから、1人で解いてもらいます。速さより、計算の根拠を正確に説明できているかを先に確認します。
まず確認すること
- 1つ分全体と、同じ大きさに分けた部分を区別する
- 分母と分子が表す数を説明する
- 約数・倍数と約分、仮分数・帯分数の変換
指導の進め方
- 記号と2つの数の形を確認し、整数は分母が1の分数とみて、分子どうしをかけ、分母はそのままにします。
- 最初の問題では、考えた順序を話してもらいます。
- 次の問題は1人で解き、答えを別の表し方や逆算で確かめます。
- 代表的な例題では、整数を分子にかけ、分母をそのままにする理由を説明してもらいます。
例題と解き方
4 × 2/3
- 整数4を分母が1の分数4/1で表します。
- 4 × 2/3 = (4 × 2)/3 = 8/3と計算します。
- 8と3の公約数は1だけなので、8/3はすでに既約分数です。
- 4 × 2/3 = 8/3
例題の答えを見る
8/3よくある間違いと教え方
整数を分子と分母の両方にかける
整数は分母が1の分数とみて、分数の分子と整数をかけ、分母はそのままにします。
答えが合っていれば、理解できたと判断する
どのきまりを使ったのか1行で説明してもらい、同じ形の問題をもう1問解いて確認します。
理解度を確かめる質問
- 整数の数だけ分数のかけらを集めると、どの数が増えて、どの数はそのままかな?
- 4を4/1と見て計算すると、分母はどうなる?
- 例題「4 × 2/3」の答えを、別の表し方や逆算で確かめるには、どんな計算をすればいいかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
最初は3~5問を一緒に見て、同じまちがいが繰り返されるか確認します。自分で式を書く活動では、まず1問の解き方を言葉で説明してから、1人で解いてもらいます。速さより、計算の根拠を正確に説明できているかを先に確認します。計算過程を説明するのが難しい場合は、計算量を増やさず、その概念の図や変換の練習に戻ります。
次の練習
- 同じ分数に異なる整数をかけて、分子の変化を比べる
- 仮分数・帯分数の答えを、同じ量を表す図で確かめる