指導ガイド
単位分数の個数を使って計算手順を完成させる
分数の分数部分を求める
分数の分数部分を求める学習を扱う指導資料です。分数のかけ算を、部分の繰り返しや、ある量の一部を求めることと結びつけます。かけ算の記号を見て、必ず数が大きくなると思い込まないよう、実際の量を確かめます。空らんの問題では、前後の式の関係を読み取ります。抜けている数が答えなのか、単位を変換するための数なのかを先に確かめ、それぞれの等号の両側の値が等しいか確かめます。
まず確認すること
- 全体の1と、同じ大きさに分けた部分を区別する
- 分母と分子が表す数を説明する
- 約数・倍数と約分、仮分数・帯分数の変換
指導の進め方
- 2/3 × 3/4を図に表し、1/12がいくつ分あるか考えます。
- すでに書かれている数がどんな役割かを確かめます。
- 空らんを一つ埋めたら、前後の式が同じ値か確かめます。
- 例題の解き方に単位を変える段階があるかを確かめます。なければ、もとの単位のままにした理由を確認します。
例題と解き方
2/3 × 3/4 = (2×3)/(3×4)です。1/12が□個なので、計算の結果は□です。空らんを埋めましょう。
- 2/3 × 3/4は、1/12の大きさの部分が2×3=6個分です。
- 1/12が6個分なので6/12となり、約分すると1/2です。
例題の答えを見る
6, 1/2よくある間違いと教え方
計算の途中で全体の基準を変える
最初の全体を基準にしたまま、部分を取り出した結果を比べます。
空らんに直前の数をそのまま入れる
解き方全体を書き直す前に、その空らんに当てはまる一つの段階のきまりを説明させます。
理解度を確かめる質問
- このかけ算は同じ量を繰り返すのかな。それとも、ある量の一部を求めるのかな?
- 約分する二つの数は、分子と分母に一つずつあるか確かめた?
- 例題の一つ目の空らんは、どんな大きさの部分がいくつあることを表していて、二つ目の空らんはどんな量を表しているかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
最初は3~5問を一緒に見て、同じまちがいが繰り返されるか確かめます。空らんの問題では、前後の式の関係を読み取ります。抜けている数が答えなのか、単位を変換するための数なのかを先に確かめ、それぞれの等号の両側の値が等しいか確かめます。単位の説明があいまいなときは計算量を増やさず、その概念の絵や変換の練習に戻ります。
次の練習
- 繰り返しのたし算を表す絵と、ある量の一部を表す絵を区別する
- 同じ積を、約分前と約分後の二つの方法で求める