指導ガイド
絵とかけ算の式を結びつける
分数で表された量の何分のいくつかを求める
分数で表された量の、さらに何分のいくつかを求める学習です。分数のかけ算を、部分の繰り返しや、ある量の一部を求めることと結びつけます。かけ算の記号を見て、必ず数が大きくなると思い込まないよう、実際の量を確かめます。結びつける活動では、形が似た表現を選ぶのではなく、それぞれの値を確かめさせます。一組を結びつけたあと、同じ量である根拠を説明させると、推測で解いたかどうかが分かります。
まず確認すること
- 全体の1と、同じ大きさに分けた部分を区別する
- 分母と分子が表す数を説明する
- 約数・倍数と約分、仮分数・帯分数の変換
指導の進め方
- 2/3 × 5/7では、全体の2/3に色をぬり、その部分を7等分したうちの5つ分に印を付けます。
- 左側の項目の一つの値を先に求めます。
- 同じ値の右側の項目を見つけ、結びつけた根拠を説明させます。
- 2/3の5/7は、全体を21等分したうちの10個分、つまり10/21になることを図で確かめます。
例題と解き方
問題1の2/3 × 5/7と、全体の2/3のうち5/7にあたる部分を示した絵を結びつけましょう。重なった部分は10/21です。
- 全体の2/3に色をぬり、その部分を7等分したうちの5つ分に印を付けます。
- 全体を21等分したうちの10個分なので、重なった部分は10/21です。
例題の答えを見る
2/3 × 3/4よくある間違いと教え方
計算の途中で全体の基準を変える
最初の全体を基準にしたまま、部分を取り出した結果を比べます。
分子や数字の形だけが同じ項目を結びつける
必要に応じて、約分・通分や、絵の部分の数を数えて、二つの値が等しいことを確かめます。
理解度を確かめる質問
- 2/3の5/7は、図のどの部分?
- 2/3の5/7は、全体を21等分すると何個分になる?
- 最初にぬった部分は全体のどれだけ? そのうち、どれだけに重ねて印を付けた?
プリントの活用と丸つけ後の指導
はじめは3~5問、色を重ねた部分を見比べます。2/3 × 5/7では、重なった部分が全体の10/21になることを図で確かめましょう。途中で1とする全体を変えないようにします。
次の練習
- 繰り返しのたし算を表す絵と、ある量の一部を表す絵を区別する
- 同じ積を、約分前と約分後の二つの方法で求める