指導ガイド
分数のかけ算を図に表す
分数で表された量の何分のいくつかを求める
分数で表された量の、さらに何分のいくつかを求める学習です。分数のかけ算を、部分の繰り返しや、ある量の一部を求めることと結びつけます。かけ算の記号を見て、必ず数が大きくなると思い込まないよう、実際の量を確かめます。印を付けたり色を塗ったりする活動では、答えの数を書くことよりも、全体と部分の関係を絵で表すことに重点を置きます。印を付けた部分の数と単位が、示された分数と一致するか一緒に確かめます。
まず確認すること
- 全体の1と、同じ大きさに分けた部分を区別する
- 分母と分子が表す数を説明する
- 約数・倍数と約分、仮分数・帯分数の変換
指導の進め方
- 3/5 × 2/3では、全体の3/5に色をぬり、その部分を3等分したうちの2つ分に印を付けます。
- 全体の境界と、同じ大きさの単位を先に確かめます。
- 必要な部分だけに印を付け、表した分数を言わせます。
- 3/5の2/3は、全体を15等分したうちの6つ分です。6/15を約分すると2/5になることを図で確かめます。
例題と解き方
問題1の3/5 × 2/3を絵に表しましょう。
- 全体の3/5に色をぬり、その部分を3等分したうちの2つ分に印を付けます。
- 全体を15等分したうち6つ分なので、6/15 = 2/5です。
例題の答えを見る
6/15 = 2/5よくある間違いと教え方
計算の途中で全体の基準を変える
最初の全体を基準にしたまま、部分を取り出した結果を比べます。
印を付ける部分と全体を混同する
色を塗る前に、全体の数と選ぶ部分の数をそれぞれ指で確かめさせます。
理解度を確かめる質問
- 3/5の2/3は、図のどの部分?
- 3/5の2/3にあたる6/15を約分すると、何になる?
- 1とした全体はどこ? 2/3のうちの3/4は、どの部分?
プリントの活用と丸つけ後の指導
はじめは3~5問、色を重ねた部分を見比べます。3/5 × 2/3では、重なった部分が全体の6/15、つまり2/5になることを図で確かめましょう。途中で1とする全体を変えないようにします。
次の練習
- 繰り返しのたし算を表す絵と、ある量の一部を表す絵を区別する
- 同じ積を、約分前と約分後の二つの方法で求める