指導ガイド

計算のまちがいを直す

帯分数−帯分数・くり下がりあり

帯分数−帯分数でくり下がりがある計算を扱う指導資料です。分母が異なる分数は、通分して分けた部分の大きさをそろえてから計算します。帯分数では整数部分と分数部分を区別し、全体の量を保ちます。分数部分が足りないときは、整数部分の1を同じ分母の分数に直します。まちがいを見つける活動では、答えだけを教えず、初めて値が変わった行を子どもが指摘できるようにします。正しい部分はそのままにして、その箇所から計算し直してもらいます。

まず確認すること

指導の進め方

  1. 2つの分母を確かめて通分し、分数部分が足りないときは整数部分から1をくり下げます。
  2. まず、もとの計算を別に行い、答えのおよその大きさを予想します。
  3. まちがった行を見つけ、なぜ値が変わったのか言葉で説明してもらいます。
  4. 例題のまちがいの原因と直した結果を、子どもにもう一度説明してもらいます。

例題と解き方

まちがった解き方:3 1/4 − 1 2/3 = 2。まちがいを直しましょう。

  1. まちがいの理由:整数部分だけを引き、分数部分の差を計算に反映していません。分母をそろえ、分数部分も計算する必要があります。
  2. 分母4と3の公倍数12で通分すると、3 3/12 − 1 8/12です。
  3. 3/12から8/12は引けないので、整数部分の1を12/12に直して、3 3/12 = 2 15/12と表します。
  4. 整数部分は2 − 1 = 1、分数部分は15/12 − 8/12 = 7/12です。
  5. 答えは1 7/12で、分数部分はこれ以上約分できません。
  6. 3 1/4 − 1 2/3 = 1 7/12
  7. 逆の計算で確かめると、1 7/12 + 1 2/3 = 2 15/12 = 3 1/4です。
例題の答えを見る1 7/12

よくある間違いと教え方

分母まで引く

分母が同じ分数は、同じ大きさの単位分数がいくつあるかを表しています。たとえば、9/12 − 4/12は1/12が9個から4個をひくので、5/12になります。

まちがった答えだけを消して、理由を確かめない

計算のきまりをまちがって使った最初の段階と、単純な計算まちがいを区別して示します。

理解度を確かめる質問

プリントの活用と丸つけ後の指導

はじめは3~5問に取り組みます。3 1/4 − 1 2/3では、通分したあとに整数部分から1をくり下げるところを説明してもらいましょう。難しければ、1を12/12に直す様子を図で示します。

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