指導ガイド
計算が合っているか確かめよう
帯分数−真分数・くり下がりなし
帯分数−真分数で、くり下がりがない場合を扱う指導資料です。分母が異なる分数は、通分して分数の単位をそろえてから計算します。帯分数では、整数部分と分数部分を区別し、全体の量を保ちます。まちがいを見つける活動では、答えだけを教えず、最初に値が変わった行を子ども自身に見つけさせます。正しい部分は残し、その行から計算し直させます。
まず確認すること
- 1つ分の全体と、同じ大きさに分けた部分を区別する
- 分母と分子が表す数を説明する
- 約数・倍数、約分、仮分数と帯分数の変換
指導の進め方
- 2つの数の分母と整数部分を確認し、必要な通分や単位の変換を先にします。
- まず元の計算を別に行い、答えのおよその大きさを予想します。
- まちがった行を見つけ、値が変わった理由を言葉で説明させます。
- 例題でまちがえた理由と直した結果を、子どもにもう一度説明させます。
例題と解き方
まちがった計算:2 3/4 − 1/3 = 5/2。まちがいを直しましょう。
- 分母をそろえず分子だけを引いたため、5/2になったのがまちがいです。通分すると、2と9/12 − 4/12 = 2と5/12です。
- 分母4と3の公倍数で通分します。
- 帯分数を仮分数にするか、整数部分と分数部分に分けて計算します。
- 分母をそろえたまま、分子どうしをひきます。
- 答えを約分し、必要なら帯分数に直します。
- 2 3/4 − 1/3 = 29/12
- 答えの29/12に、引いた数を足して、もとの数に戻るか確かめます。
例題の答えを見る
29/12よくある間違いと教え方
分母もひく
分母は分数の単位を表します。分子を計算する前に、2つの分数の単位が同じか説明させます。
まちがった答えだけ消して、理由を確かめない
計算のきまりをまちがえて使った最初の段階と、単純な計算ミスを区別して示します。
理解度を確かめる質問
- 3/4と1/3を、分母が12の分数に直してみよう。
- 9/12から4/12を引いたら、整数部分の2はどうなる?
- 3/4と1/3を通分すると、答えの5/2は合っているかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
最初は3~5問を一緒に見て、同じまちがいがくり返されていないか確認します。まちがいを見つける活動では、答えだけを教えず、最初に値が変わった行を子ども自身に見つけさせます。正しい部分は残し、その行から計算し直させます。分数の単位の説明が不確かなときは、計算量を増やさず、その概念の図や変換の練習に戻ります。
次の練習
- 通分だけが必要な問題と、通分とくり下がりの両方が必要な問題を比べる
- 求めた差にひいた数をたし、分母をそろえて計算して確かめる