指導ガイド
まちがった計算の手順を直す
帯分数+帯分数・整数部分へのくり上がりなし
1 1/5 + 2 2/5のまちがった答え9/5を直します。整数部分だけでも3なので、9/5では小さすぎます。分数部分の足し算も見直します。
まず確認すること
- 全体の1と、同じ大きさに分けた部分を区別する
- 分母と分子が表す数を説明する
- 約数・倍数、約分、仮分数と帯分数の変換
指導の進め方
- 分母が同じなので通分は不要です。整数部分どうし、分数部分どうしを足します。
- まず元の計算を別にして、答えのおよその大きさを予想します。
- まちがった行を見つけ、なぜ値が変わったのか言葉で説明してもらいます。
- 例題のまちがいの原因と直した結果を、子どもにもう一度説明してもらいます。
例題と解き方
まちがった解き方:1 1/5 + 2 2/5 = 9/5。まちがいを直しましょう。
- まちがいの理由:分母まで足したため、単位が変わっています。分母は同じままにします。
- 帯分数を仮分数に直すか、整数部分と分数部分を分けて計算します。
- 分母はそのままにして分子どうしを足します。
- 答えを約分し、必要なら帯分数に直します。
- 1 1/5 + 2 2/5 = 18/5 = 3 3/5
- 直した答えを元の計算に当てはめるか、逆算で確かめます。
例題の答えを見る
3 3/5よくある間違いと教え方
分母まで足す
分母は、1をいくつに等しく分けたかを表します。分母が同じなら、1/5などの一つ分の大きさも同じです。分子を足す前に、一つ分の大きさをそろえる理由を話してもらいます。
まちがった答えだけを消し、理由を確かめない
計算のきまりをまちがえて使った最初の段階と、単純な計算まちがいを区別して示します。
理解度を確かめる質問
- 分母は足さず、分子だけを足すのはどうしてかな?
- 整数部分だけで1 + 2 = 3だね。分数部分を足すと、答えは3と4のどちらに近いかな?
- 9/5だと、整数部分だけを足した3より小さいね。どこでまちがえたのかな?
プリントの活用と丸つけ後の指導
まず1 1/5 + 2 2/5を一緒に解きます。整数部分の3と分数部分の3/5を分けて説明できたら、同じ形の問題を数問、一人で解いてもらいます。まちがった式は、直した答えだけでなく、どこを直したかも話してもらいます。
次の練習
- 分数部分の和が1より小さい場合と、1以上になる場合を比べて解く
- 求めた和から一方の数を引き、もう一方の元の数になるか確かめる