指導ガイド
まちがった計算の手順を直す
帯分数+真分数・整数部分へのくり上がりなし
帯分数+真分数で、整数部分へのくり上がりがない場合を扱う指導資料です。分母が同じ分数は、同じ大きさの単位分数を足したり引いたりします。帯分数では整数部分と分数部分を区別し、全体の量を保ちます。まちがいを見つける活動では、答えだけを教えず、初めて値が変わった行を子ども自身に指摘してもらいます。正しい部分はそのままにし、その箇所から計算し直してもらいます。
まず確認すること
- 全体の1と、同じ大きさに分けた部分を区別する
- 分母と分子が表す数を説明する
- 約数・倍数、約分、仮分数と帯分数の変換
指導の進め方
- 分母が同じことを確認し、整数部分はそのままにして分数部分どうしを足します。
- まず元の計算を別にして、答えのおよその大きさを予想します。
- まちがった行を見つけ、なぜ値が変わったのか言葉で説明してもらいます。
- 例題のまちがいの原因と直した結果を、子どもにもう一度説明してもらいます。
例題と解き方
まちがった解き方:1 1/5 + 2/5 = 4/5。まちがいを直しましょう。
- まちがいの理由:整数部分と分数部分を正しく計算できていません。整数部分の1はそのままにし、分数部分は1/5 + 2/5 = 3/5と計算します。
- 整数部分の1はそのままにして、分数部分どうしを足します。
- 分母の5はそのままにして分子どうしを足すと、1/5 + 2/5 = 3/5です。
- 分数部分の和は3/5で1より小さいため、整数部分へのくり上がりはありません。3/5はこれ以上約分できません。
- 1 1/5 + 2/5 = 1 3/5
- 1 3/5から2/5を引くと、元の数の1 1/5になるか確かめます。
例題の答えを見る
1 3/5よくある間違いと教え方
分母まで足す
分母は分数の大きさを表します。分子を計算する前に、2つの分数の大きさが同じか説明してもらいます。
まちがった答えだけを消し、理由を確かめない
計算のきまりをまちがえて使った最初の段階と、単純な計算まちがいを区別して示します。
理解度を確かめる質問
- 分母は足さず、分子だけを足すのはどうしてかな?
- 分数部分の和が1より小さいか、分子と分母を使って確かめてくれる?
- 1 1/5+2/5のまちがった答えが4/5になったのは、どこからかな? 正しい計算を一緒にたどってみよう。
プリントの活用と丸つけ後の指導
まず1 1/5+2/5を一緒に見て、どこでまちがえたか探します。整数部分の1はそのまま、分数部分は1/5+2/5=3/5。だから答えは1 3/5です。
次の練習
- 分数部分の和が1より小さい場合と1以上の場合を並べて解く
- 求めた和から一方の数を引き、もう一方の元の数になるか確かめる