指導ガイド
通分をまちがえた分数を直す
最小公倍数で通分する
最小公倍数で通分することを扱う指導資料です。通分とは、大きさの異なる分数の単位をそろえることです。2つの分母の公倍数を共通分母に決め、分子も同じ倍数で変えます。まちがいを見つける活動では、答えだけを教えず、初めて値が変わった行を子ども自身に見つけてもらいます。正しい部分はそのまま残し、そこから計算し直してもらいます。
まず確認すること
- 全体の1と、同じ大きさに分けた部分を区別する
- 分母と分子が表す数を説明する
指導の進め方
- それぞれの分母から共通分母まで何倍するか、別々に求めます。
- まず、それぞれの分数を指定された共通分母に変えて、正しい分子を求めます。
- まちがえた行を見つけ、なぜ値が変わったか言葉で説明してもらいます。
- 代表的な例題で、まちがいの原因と直した結果を子どもにもう一度説明してもらいます。
例題と解き方
1/6 = 2/12, 1/4 = 4/12で、通分をまちがえた部分を直しましょう。
- 1/6は分子・分母に2を掛けると2/12になるので、正しく変えています。
- 1/4は分子・分母に3を掛ける必要があるので、4/12を3/12に直します。
例題の答えを見る
1/6 = 2/12, 1/4 = 3/12よくある間違いと教え方
2つの分子に同じ倍数をまとめて掛ける
6から12は2倍、4から12は3倍なので、それぞれの分子に掛ける数は異なります。
まちがった答えを消すだけで理由を確かめない
計算の規則を誤って使った最初の段階と、単純な計算まちがいを区別して示します。
理解度を確かめる質問
- 指定された共通分母12は、6と4の最小公倍数かな?
- 分母を24ではなく12にそろえると、分子はそれぞれいくつになる?
- 1/4の分母を12にするには3倍するね。分子はいくつになる?
プリントの活用と丸つけ後の指導
分母をそろえただけで安心せず、分子にも同じ数を掛けたか見直します。分母がそろっていない式もあるので、見落とさないようにしましょう。
次の練習
- 2つの分母の倍数を書き出して、最小公倍数を見つける
- 分母の積で通分する解き方と、最小公倍数で通分する解き方を比べる