指導ガイド
まちがった計算の手順を直す
0を含む数のくり下がり
同じ位どうしを引き、必要なときは左の位の1つ分を10個に分けて表す考え方を身につけます。
まず確認すること
- 各位の数字が表す数を理解する
- 1けたのひき算とたし算
指導の進め方
- 間違った解き方を上から順に1段階ずつ確かめさせます。最初に間違えたところを見つけたら、その段階から計算し直し、右の欄に正しい解き方を書かせます。
- ひかれる数とひく数の同じ位の数字をそろえます。
- 一の位から引きます。上の数字が小さいときは、左にある最も近い0でない位から1をくり下げ、間の0を9にします。計算する位の数に10をたします。
- くり下げた位の数字も1小さくなったか確かめます。また、差にひく数をたして、もとの数になるか確かめます。
例題と解き方
703 − 268を計算するとき、ある子どもが13−8=5、10−6=4、6−2=4として、445と書きました。間違いを見つけて、正しく直しましょう。
- この子どもはくり下げたあと、十の位を10のままにしていますが、この位は9になるはずです。したがって、十の位の数を10として10−6を計算したところが最初の間違いです。
- 一の位の3から8を引けず、十の位も0なので、百の位から1をくり下げて十の位を10にします。そのうち1を一の位にくり下げると、百の位の数字は6、十の位の数字は9、一の位の数は13になります。
- 一の位:13−8=5。
- 十の位:9−6=3。
- 百の位:6−2=4。
- 差は435です。435+268=703となることを確かめます。
- したがって、直した答えは435です。一の位に1をくり下げたあと、十の位の10を9にしなかったことが間違いです。
例題の答えを見る
435よくある間違いと教え方
くり下げたあと、左の位の数字をそのままにします。
0のある位をまたいでくり下げると、間の位が9になることを、位取りブロックを使って確かめましょう。
答えだけを直して、間違った途中の計算を残します。
最初に間違えたところと、直した理由を一緒に説明させましょう。
理解度を確かめる質問
- 左の位から1つ分を持ってくると、その位はどう変わるかな?
- 703の十の位は0。13−8にするには、どうやってくり下げる?
- 10−6=4にしたあと、十の位の数はどうなる?13−8のあとを順に見てみよう。
プリントの活用と丸つけ後の指導
まず、例の答え435になる理由を子どもが説明できるか確かめます。残った部分と引いた部分を合わせると、もとの数になるかに注目します。間違った答えをすぐに直させず、例のように最初に間違えた計算を指し示してから、理由を説明させます。
次の練習
- 残った部分と引いた部分を合わせるともとの数になるか確かめたあと、同じ条件の別の数でもう一度説明させます。
- 一人で説明するのが難しければ、例の数をもっと小さくして、物を使って確かめます。